ソウル学校100年(1880-1980)
2020年寄贈遺物特別展「ソウル学校100年」
展示場所:ソウル歴史博物館 企画展示室B
ソウル歴史博物館では、寄贈者の熱い志を称えて寄贈遺物を市民に公開するため、毎年寄贈遺物特別展を開催しています。今年は、開館から今日まで寄贈された学校関連資料のうち、ソウル市民40名から寄贈された遺物を選別して展示いたしました。
今回の特別展は、初めて近代教育が始められた1880年代から1980年代までのソウル学校100年間の歴史を振り返ってみます。まず、開化期において急変する世界情勢の中で、国を導く人材を養成するために設立された学校をご紹介します。日本による植民地時代では、日本の朝鮮人に対する愚民化教育、それに対抗する韓国の教育救国運動について見てみます。産業化時期では、廃墟を踏み越えて経済発展を導く一助となった教育の現場を展示に盛り込みました。
この展示のすべては、寄贈者の献身によってつくられました。手垢のついた教科書、ひしゃげた弁当箱、ドキドキしながら受け取った成績表、色褪せた遠足の写真などに宿る寄贈者の大切な思い出を市民の皆様と分かち合い、共感するのを楽しみにしております。