期間:2022年2月8日~4月24日
場所:ソウル歴史博物館1階ロビー
展示紹介
都市に暮らす人々の慌ただしい日常において、一時の癒しをもたらしてくれるチャンチュンダン(奨忠壇)公園には、長きにわたる歴史がまつわっています。大韓帝国時代には忠臣の冥福を祈るためのチャンチュンダン(奨忠壇)がありましたが、日本による植民地時代には公園にされ、伊藤博文を追悼するためのパクムンサ(博文寺)という寺院が建てられたこともありました。1963年には、公園に入ってすぐの場所に大規模なドーム型のチャンチュン(奨忠)体育館が建設されました。チャンチュン(奨忠)体育館では、室内体育史における重要な場面がここで展開されただけでなく、大統領選挙など現代史における重大な事件の舞台ともなりました。
今回の展示によって、「チャンチュン(奨忠)」という厳粛なる名前を持つことになったこの場所について、かつての姿や変化の様相を振り返る機会を持つことになれれば幸いです。