新聞博物館 http://www.presseum.or.kr

博物館紹介


新聞博物館はソウルの中心部、光化門にある東亜メディアセンター3,4階に位置しています。新聞歴史館、企画展示館、メディア映像館で構成された新聞博物館は、過去の記録に忠実であり続けてきた新聞が今日になり、そして歴史になり、さらには未来の指標になる過程を体験する広場です。
新聞歴史館は、その時代の社会と文化をそっくりそのまま盛りこんでいる新聞の歴史を明らかにし、その役割を振り返ってみる空間です。
企画展示館には、80年間にわたって韓国の言論を代表してきた東亜日報の歴史とその位相を振り返る「東亜の歴史」が用意されています。
毎年二回、新聞に関連する様々なテーマの企画展示が開かれます。
メディア映像館は、未来の新聞の形態と性格をイメージしたもので、映像媒体を利用して多様な新聞情報を得ることができる空間です。


展示室案内

1.東亜日報の歴史
東亜日報は1920年4年1日に初号を出して以来、80年の歴史を築いてきました。
陰鬱だった日帝時期に「民族主義・民主主義・文化主義」を社是に掲げ、民族の正論にならんと努力してきた東亜日報は、平壌の万歳運動記事、孫基禎選手の日の丸抹消写真などを掲載し、日帝によって何度も押収・発禁措置にあいました。解放後、独裁政権に対立して批判の筆峯を振るった東亜日報は、1974-5年、維新政権の圧力によって広告解約が続いたために白紙広告が出るなど、世界の言論史上でも例を見ない広告弾圧を受けたりしました。
1980年代後半、民主化が進展することで、東亜日報は紙面の上でも良質の変化を重ね、最先端情報システムを取り入れるなど知識情報化時代を先導しています。

2.読者と東亜日報
「東亜よ、お前までもが跪けば私はこの国を出て行く!− 梨花女大 S生」 朴正煕政権と大きな争いの渦中にあった当時、東亜日報のために一市民が提供した激励広告の文句です。
東亜日報の誇らしい記憶でありながら、1970年代の韓国国民の幸せな記憶でもあった東亜日報広告事態の写真と激励広告および寄贈物を展示しています。

3.東亜放送(DBS)
東亜放送は韓国の最初の民間放送局として1963年4月25日初電波を飛ばしました。
「ラジオ朝刊」といったニュースやドキュメンタリー、ドラマ、トークショーなど、多様なプログラムがあり、特に「愉快な応接室」「優しさと憎しみと」など、高い聴取率を記録し、多くの人々から愛されました。
言論統廃合措置によって1980年11月30日を最後に、放送を中断しました。

4.東亜日報の文化事業
1920年の創刊以来、東亜日報が行なってきた文化事業の数々を分野別に展示しました。
新春文芸公募制度、東亜コンクール、東亜美術祭、東亜舞踊コンクール、東亜演劇賞、東亜国際マラソン大会、囲碁名人戦、科学発明品競進大会、国際学術会議、仁村賞など、文化発展のための東亜日報の事業は続いています。

5.新聞制作室
新聞博物館に来館されたのに、新聞のひとつも見ることなく帰られるなんてさびしいことです。
新聞製作室では、来館客が直接新聞を一部ずつ作って持ち帰ることができます。
自分が望む背景を選択し、合成写真を撮って簡単な記事を入力すれば、自分だけの新聞をつくることができます。
友達同士、家族同士、恋人同士で楽しい思い出を作って見てください。

6.クイズゲームと情報検索
3階の展示内容を振り返って見るクイズゲームが用意されています。4段階まで全てを当てれば、自他が公認する新聞博士!
情報検索コーナーには国内外の新聞社サイトで情報を検索することができるコンピューターが設置されています。

7.未来新聞
未来の新聞はどんな姿をしているでしょうか?
映画を見るように動画が流れ、記事はデータバンクと繋がれていて、欲しい情報をリアルタイムで得ることができる新聞。記者と双方向での意思疎通が円滑に行なわれるようになり、読者の参加の幅が広がる新聞の未来像を再現して見ました。

8.映像教育室
10分おきに上映される4編の映像物を通じて、新聞が作られる過程を理解することができます。
「ジュラシック新聞」は恐竜時代を背景に新聞製作過程をコミカルに描いたアニメーションです。「記者の一日」は取材から送信編集、製作、配達といった新聞が作られる全過程を記者の一日を通じて見せてくれるドキュメンタリーです。「新聞の製作」ではCTS方式の新聞製作過程を見せてくれます。その他、東亜日報を紹介する映像物も上映されます。

利用案内

観覧時間
- 火曜日~日曜日 : 午前 10:00-午後 6:00
- 休館 : 毎週月曜日
1月1日/旧正月の連休/秋夕(旧盆)の連休
春の定期休館 (3月第一週の火曜日から日曜日まで)/夏の定期休館 (9月第一週の火曜日から日曜日まで)


観覧料
- 一般および大学生: 3,000ウォン (団体20人以上は2,000ウォン)
- 小・中・高校生: 2,000ウォン (団体20人以上は1,500ウォン)
- ファミリーチケット3人用: 5,000ウォン / 4人用 : 6,000ウォン


交通案内
- 地下鉄 : 5号線光化門駅5番出口
- バス : 光化門十字路下車(徒歩3分)

案内 問い合わせ
- 住所 : ソウル特別市鍾路区世宗路139番地 東亜メディアセンター3,4階(110-715)
- 電話 : 02-2020-1830/1850
- ファックス : 02-2020-1839
- E-mail : webmaster@presseum.or.kr
- ホームページ : http://www.presseum.or.kr

略図