韓国-ハンガリー修好30周年記念
ソウル歴史博物館、ハンガリーの医師が撮影した「1908年のソウル」写真展を開催
- 10/1~12/1、ソウル歴史博物館で「カメラを持ったハンガリーの医師:ボゾーキ・デジェー1908」写真展を開催
- ブダペストにあるフェレンツ・ホップ東洋美術館所蔵の彩色ガラススライド写真50点を公開
- 外国人の目から見た開港期の済物浦、ソウル、巨文島、釜山の姿を知ることができる価値の高い記録
□ ソウル歴史博物館(館長:ソン・インホ)は、駐韓ハンガリー大使館(大使:モーゼス・チョマ)とともに韓国-ハンガリー修好30周年を記念する写真展「カメラを持ったハンガリーの医師:ボゾーキ・デジェー1908(英語タイトル:Korea in 1908 through the eyes of a Hungarian medical doctor Dezső Bozóky)」をソウル歴史博物館ロビーで10月1日(火)から12月1日(日)まで開催する。
□ 今回の展示は韓国-ハンガリー修好30周年を迎え、ハンガリーのブダペストにあるフェレンツ・ホップ東洋美術館(Ferenc Hopp Museum of Asiatic Arts, Budapest)に所蔵されており、ハンガリーの医師「ボゾーキ・デジェー」が1908年に韓国を旅行しながら撮影した写真を通じて大韓帝国末期における主要都市の姿にスポットライトを当てる。
○ ハンガリーは東欧圏の国の中で初めて韓国と修好を結んだ国だ。
(外交樹立日:1989年2月1日)
□ オーストリア=ハンガリー帝国海軍医であったボゾーキ・デジェー(Dr.Bozóky Dezső/1871-1957)は、軍艦フランツ・ヨーゼフ1世号(Franz Joseph I.)に乗り、26か月間(1907年3月1日~1909年4月12日)東アジアを航海しながら多くの写真を撮影した。
○ 彼の旅行記である『東アジアでの二年間』によると、1908年7月に中国の曲阜から出港したフランツ・ヨーゼフ1世号は済物浦に入港した。ボゾーキは済物浦を皮切りにソウル、ハミルトン港(Port Hamilton、現在の巨文島)、釜山を順番に旅行し、日本へと航海を続けた。
□ 展示の構成は、ボゾーキの旅路に沿って<1.済物浦>、<2.ソウル>、<3.巨文島・釜山>に分かれている。
□ ソウル歴史博物館のソン・インホ館長は、「ボゾーキが110年余り前に撮影した写真に色を重ねた彩色ガラススライドを展示することで、外国人のカメラレンズと視線から見た開港期のソウルの日常と風景を新たに発見できれば幸いです」と語った。
□ また、駐韓ハンガリー大使館は展示と連携して特別講演を設けた。「ハンガリー人が見た開港期のソウル」というテーマで、モーゼス・チョマ(Dr. Mózes Csoma)駐韓ハンガリー大使の講演が行われる予定だ。
○ モーゼス・チョマ駐韓ハンガリー大使は、ハンガリーで初めて韓国学科が設立されたエトヴェシュ・ロラーンド大学(ELTE)の韓国学科の学科長を歴任したハンガリー人の韓国学者である。
○ 講演はソウル歴史博物館の第1学習室(1階)で10月23日午後3時から4時まで行われる予定であり、会場にて無料で参加できる。
○ 特に、韓国-ハンガリー修好30周年を記念するために訪韓するネーメト・ジョルト(NÉMETH Zsolt)ハンガリー国会外交委員会委員長も特別講演に参加し、今回の展示と講演の開催を祝う予定だ。
□ 展示の観覧は、10月は平日午前9時~午後8時、土・日・祝日は午前9時~午後7時、11~12月は平日午前9時~午後8時、土・日・祝日は午前9時~午後6時までであり、観覧料は無料だ。