"トンデムン(東大門)歴史館は、トンデムン(東大門)デザインプラザ、トンデムン(東大門)歴史文化公園の建設工事の際に発掘された遺物を保存・展示するために、2009年に建てられました。
2020年8月には11年ぶりに常設展示室を全面的にリニューアルオープンしており、発掘遺物や映像、床に刻まれた発掘図面、AR体験などを通じて昔のトンデムン(東大門)運動場の敷地に刻まれた歴史を見ることができます。"
トンデムン(東大門)歴史文化公園内の遺構は、トンデムン(東大門)デザインプラザ(DDP)を建設するために運動場を撤去する過程で発掘された、朝鮮時代の都・ハニャン(漢陽)の文化遺産です。ハニャン(漢陽)都城の城郭、朝鮮前期の官庁や軍事施設、朝鮮中期の生産施設、朝鮮後期の官庁跡などが含まれています。また、日本による植民地時代のフンリョンウォン(訓練院)公園の池や遊歩道など、近代造園施設も発掘されました。
ハニャン(漢陽)都城の東にあるフンインジムン(興仁之門)の周辺は、それまで日本により破壊・滅失したと知られていましたが、発掘により朝鮮テジョ(太祖)とセジョン(世宗)のときに築城されたハニャン(漢陽)都城とイガンスムン(二間水門)が運動場の下からその姿を現し、朝鮮後期のヨンジョ(英祖)のときにつくられた石塁張り出しの基礎部分が発掘されました。
オウルリム・スクウェアに展示されている遺構としては、野球場の敷地の下から見つかった朝鮮前期の建物のうち、その構造と形態の保存状態が良好な建物跡や石積み施設、塀の基礎などがあります。
トンデムン(東大門)運動場サッカー場の下から発掘された朝鮮前期の、都城の防御のために建てられた官庁の建物、武器庫、集水施設、井戸などはトンデムン(東大門)運動場記念館の隣にある遺構展示場1にて、野球場の敷地の下から発掘された朝鮮後期のハドガム(下都監)、ヨムチョチョン(焔硝庁)などの建築遺構と日本による植民地時代におけるフンリョンウォン(訓練院)公園の造園施設はギャラリー門前の遺構展示場2にてご覧いただけます。
午前10時~午後6時(休館日:1月1日、毎週月曜日、韓国の元日と秋夕の日)
※ 休憩時間 : 午後12時 ~ 午後1時
無料
ソウル市チュン(中)区ウルチロ281(ウルチロ7ガ2-1) トンデムン(東大門)歴史文化公園内
トンデムン(東大門)歴史館:+82-2-2153-0200