敦義門歴史館は、2000年代後半までセムンアン村の飲食店として使われていた建物を活用し、新たに文化施{設として整備した博物館です。1960年代に住宅として建てられたこれらの建物は、1990年から近年に至るまでイタリアンレストラン「アジオ(AGIO)」と韓定食店「韓井(ハンジョン)」として使われていました。その後、建物の本{来の空間秩序を保ちつつ、安全性を高めるために補強工事を行い、展示空間として再生しました。
「アジオ」と「韓井」では、漢陽都城、慶熙宮{の宮{墻、そしてセムンアン路として区画整理されたセムンアン村を中心に、土地の歴史とそれを構\成する道や建築物、そしてここに暮らした人々の物語を紹介しています。また、遺構\展示室では慶熙宮{の宮{墻の発掘現場をそのままの姿で保存し、 ダイナミックな展示・教育を行っています。敦義門を中心とした地域の歴史と文化、そして生活の記憶を体感できる施{設です。
朝鮮時代の敦義門と、その内外の様子を展示しています。漢陽都城の西側の大門であった敦義門 の歴史はもちろんのこと、敦義門の内側に位置する慶熙宮{の姿を、彩色した西闕図}で見ることが できます。 また、敦義門の外側で繰り広げられた人々の生活や風景を、京畿監営図}の映像で紹介 しています。
開港から日帝強占期にかけて、敦義門とその周辺が変化していく過程を展示しています。 敦義門を通過する路面電車の模型は、当時の急}速な変化の象徴でもあります。 路面電車の開通とともに、交通と西洋との外交の中心地となった敦義門一帯、そして敦義門 の解体後に起こった変化を紹介しています。
1950年代から、2013年に敦義門ニュータウン建設に伴い撤去されるまでの橋南洞の姿と、敦義門博物館村として生まれ変わったセムンアン村の都市建築形成と変化を展示しています。 現地調査の記録を基に模型と映像を制作し、今では見ることのできない橋南洞の姿を蘇らせました。
セムンアン村が、現在の敦義門博物館村へと生まれ変わる過程を展示しています。2015年から2017年まで毎日一枚ずつセムンアン村の写真を撮って記録し、タイムラプス映像で紹介します。写真ギャラリーでは、かつての村の姿を見ることができます。また来場者と感想をシェアできるコーナーも設けています。
ソ\ウル有数の学習塾密集地からオフィスワーカーの食堂街へと変わっていったセムンアン村の物語と、実際にここに暮らしていた人々の物語を見るコーナーです。セムンアン村の地図}からは、路地に食堂がひしめく様子がうかがえます。そのような路地にあった韓定食店「韓井」、ドジョウ鍋店「プンミ・チュオタン」、「安東会館」などの飲食店の経営者たちの話をご紹介しています。
慶熙宮{の宮{墻の発掘現場をそのままの姿で展示しています。遺構\の上に設けた観覧デッキを歩き、すぐそばで宮{墻を見ることができます。このほかにも日帝強占期の建物やオンドル(床暖房)、路地の跡などが確認しています。
火~日曜 | 9:00-18:00 | |
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休館日 | 1月1日、毎週月曜日 |
無料
ソ\ウル市鍾路区セムンアン路35-54
電話 02-724-0271