火曜日~日曜日、09:00~18:00 (17:30まで入場可能)
休館日:1月1日、毎週月曜日(祝日の場合は開館)
無料
- 韓国語、英語、日本語の解説が可能です。 ディルクシャ(+82-70-4126-8853)に電話して予約してください。
ソウル市鍾路区社稷路2通17
+82-70-4126-8853(ディルクシャ案内室) / +82-2-724-0278
ディルクシャ(DILKUSHA)は、ペルシア語で「喜びの心」という意味を持つ、アルバート・W・テイラーとメアリー・L・テイラー夫婦が住んでいた家の名だ。
2021年2月1日ソウル歴史博物館分館に編入され、2021年3月1日に開館した。
ディルクシャ(DILKUSHA)は、ペルシア語で「喜びの心」という意味で、アルバート・W・テイラーとメアリー・L・テイラー夫婦が住んでいた家の名だ。
テイラー夫婦は、1923年に工事を開始して、1924年にディルクシャを完成させた。1926年には火災が発生し、1930年に再建された。
1942年に日本がテイラー夫婦を追放後、ディルクシャは弟のウィリアム・W・テイラーによってしばらく管理された。その後、1959年に自由党のチョ・ギョンギュ(趙瓊奎)議員がディルクシャを買い取ったが、1963年にチョ・ギョンギュ(趙瓊奎)議員の財産が国に返還され、ディルクシャも国の所有となった。その後、ディルクシャは長期間放置され、本来の姿が失われた。そんな中、2005年にソイル(瑞逸)大学校のキム・イクサン教授がアルバートの息子であるブルース・T・テイラーから依頼を受けてディルクシャを探し出した。2006年、ブルースは66年ぶりに幼い頃住んでいたディルクシャを訪れ、ディルクシャも世に知られるようになった。
ソウル市は、ディルクシャの原型を復元するため、2016年に関連機関(ソウル市、企画財政部、文化財長、チョンノ(鐘路)区)と業務協約を締結した。その結果、2017年8月に登録文化財として「ソウル アルバート・テイラー氏の家屋(ディルクシャ)」が登録された。2018年7月には、ディルクシャに住んでいた住民と円満に合意がなされ、移住が完了した。
その後、ディルクシャは本格的に復元が進められ、展示館にするための学術研究と設計が実施された。2018年11月に建物の復元工事が開始され、2020年12月に復元が完了した。復元工事の終了後、ディルクシャ内部のリビングルームは、テイラー夫婦が住んでいた当時の様子が再現された。
リビングルームを除いたその他の空間は、テイラー夫婦が韓国で生活していた様子とアルバート・W・テイラーのメディア活動をテーマにした展示室となっている。