朝鮮時代の通信使特別展「心のつきあい、余韻が波のように」
場所 ソウル歴史博物館 企画展示室A・B
期間 2024年4月25日(金)~6月29日(日)
主催 ソウル歴史博物館
特別協力 大阪歴史博物館、江戸東京博物館、国史編纂委員会
後援 文化体育観光部、韓国国際文化交流振興院
展示案内
‐ 韓日両国の平和外交、文化交流の遺産を通じて平和外交の余韻を引き継ぐ
‐ 1985年以来、40年ぶりとなる最大規模、4月25日から6月29日まで開催
‐ 朝鮮時代の通信使にまつわる遺産を集大成、ユネスコ世界記録遺産など128点、韓国内外から18機関が所蔵する作品が集結
‐ 世界的なアーティストが披露するイマーシブ映像や家族で楽しめる体験型コンテンツまで
2025年は韓日国交正常化から60周年、植民地支配の解放から80周年を迎える年で、日本との関係を振り返る意義深いタイミングとなります。日本は最も近い隣国ですが、両国の関係をより一層進展させるには、依然として解決すべき課題が山積しています。過去を振り返り、現在を省みる過程が増えれば増えるほど、新しい転換点を見つけることも容易になるでしょう。
「心のつきあい、余韻が波のように」では朝鮮時代の通信使を通じて国同士、さらに人間同士の信頼と交流の意義にフォーカスを当てます。通信使は朝鮮時代の外交使節団であり、外交システムそのものですが、その本質は外交や文化交流を上回ります。信頼と尊重、相互理解に基づく関係を継続することで、国家間の友好関係を築き、個人間の強固な絆を深めてきたからです。
歴史は単なる過去の記録ではなく、現在と未来をつなぐ力です。国から個人へ、外交から文化交流へ、過去から現在へと続く通信使の歴史的遺産を通じて、信頼に基づく平和を模索してきた「通信使外交」の意味を深く胸に刻みながら、これからの道を考えるきっかけとなることを願っています。